【そのオリーブオイルは偽物です】多田俊哉著 読後感

 

 

 

こういう人にお勧めです。

・オリーブオイルをよく使う人

・オリーブオイルは高い方がいいと思っている人

 

オリーブオイルって種類が多くてよく分からない。

そう思ってネットで調べていた時にこの本を見つけた。

 

市場に出回っているオリーブオイルのほとんどが劣化したものであるとか。

先ずオリーブオイルがどうやって作られているのか。

多分オリーブを収穫して絞って油を抽出してるんでしょ、って思っていた。

 

オリーブは収穫から12時間以内に搾油しないと腐っちゃうらしい。

 

大量のオリーブを収穫して生産者がそのままオリーブオイルを作る場合はものすごく大変。

その為、オリーブを作って搾油は別の業者へ卸す。そのタイミングでオリーブが腐っていってしまったり。またタンクに溜まった澱を定期的に除去する必要があるけどやっていなかったり、聞くとびっくりな事が書いてある。

 

良いオリーブオイルの選び方も書いてある。

油は何でもそうだけど、オリーブオイルも先ずは容器から判断する。

酸化するから透明はだめ。プラスチック容器もダメで、お勧めは容器の色が濃い、ガラス瓶入りのもの。

 

その他はオリーブの生産者に注目する事。直接調べるのは難しいから、品評会などで受賞歴から調べるとか。

 

自分で風味を感じてみる事も勧めている。料理の使い方の指南も記載がある。

いろいろな部分が勉強になった、面白い本。