【これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学】マイケル・サンデル著 読後感
こんな人にお勧め
・最近よく眠れない人
・正義について勉強したい人
何かで紹介されていたので読んでみた。
とても難しい哲学書である。少しづつしか読み進めない。
その中でも気になったのは以下の3点である。
①リーマンショックでの企業への救済
②正義へのアプローチ3つ
→功利主義的アプローチ、
正義と自由を結びつけるアプローチ、
道徳的観点からのアプローチ
③政府としてどんな種類の結婚も認めない政策を採る提案
正義についていろんな角度から語っている。
こういう場合の正義はどうなのか。
政治や宗教と正義の関係は、とか。
カントやアリストテレスなど昔の哲学者の主張を引き合いに出して、著者の考え方が述べられている。だが、正解はない。
理解できる部分もあったが、理解できない、納得いかない部分もあった。
テレビ番組では好評だったらしいが本で読むと難解である。
これから読む方は読了までに時間が掛かることを覚悟した方がいい。